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ニュースリリース

DMM.com証券向け「eKYCプラットフォーム」の導入決定

~改正された犯収法施行規則に基づき本人確認業務のWEB完結化を実現~
~Deep Learningを活用した顔認証、AI-OCR技術をAI子会社「Deep Percept」から提供~

シンプレクス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:金子英樹、以下:シンプレクス)は株式会社DMM.com証券(本社:東京都中央区、代表取締役:谷川龍二、以下:DMM.com証券)の口座開設時の本人確認業務において、本人確認プラットフォーム「Deep Percept for eKYC(ディープパーセプト・フォー・イーケイワイシー)」が採用されたことをお知らせします。

導入背景

金融機関の口座開設にあたり実施される顧客の本人確認業務について、従来の“顧客による本人確認書類の写しの送付+転送不要郵便の授受”という方法に加え、新たに、オンラインによる本人確認の完結する方法 (eKYC<e-Know Your Customer>)を選択することが可能となりました。*1

DMM.com証券では、さらなる顧客満足度の向上と業務効率化を目的として、eKYCの導入を決定しました。導入にあたり、シンプレクスがDMM.com証券に提供しているFXディーリングシステムや、競走用馬ファンド管理システムにおけるシステム開発やその運用実績、および新たにAI子会社として設立したDeep Percept株式会社(https://deep-percept.co.jp/)の技術力が評価され、シンプレクスの本人確認プラットフォーム「Deep Percept for eKYC」が採用されました。

特長

「Deep Percept for eKYC」の主な特長は以下の通りです。

(1)AI技術のシステム適用(Deep Learningを活用した顔認証、AI-OCRを利用した情報の照合)

AI技術を用いることで、本人確認書類の顔写真と本人の画像データとの照合や、AI-OCR(Optical Character Recognition:光学的文字認識)による本人確認書類情報の読み取り、および顧客エントリー情報との照合を実現します。また、Deep Learningにより継続的な読み取り精度の向上が見込めます。

(2)顧客の離脱を防ぐWEBブラウザでの機能提供

顧客の利便性向上や、口座開設フローでの離脱を防ぐため、WEBブラウザでの本人確認機能を提供します。

「Deep Percept for eKYC」の活用方法について

「Deep Percept for eKYC」の技術は、口座開設のみに活用されるものではなく、FATF(Financial Action Task Force:金融活動作業部会)より金融業界に求められている適切な低減措置、いわゆるリスクベースアプローチにも適用可能です。

シンプレクスは「Deep Percept for eKYC」を活用し、法令・規制等への対応やBPRコンサルティングなどのサービスを提供します。また、金融機関に加えて、様々な業界における本人確認業務の効率化に貢献してまいります。

Deep Percept(ディープパーセプト)株式会社について

金融機関の収益業務に特化したフィンテック・ソリューションを提供するシンプレクス・ホールディングス株式会社と、科学技術振興に向けた産学連携事業を展開するepiST(エピスト)株式会社が、銀行、証券会社、保険会社などを対象に、金融特化型AIソリューションを提供する共同出資会社として「Deep Percept(ディープパーセプト)株式会社」を2019年4月に創業しました。

(1)事業戦略や業務プロセスの検討・策定などを支援するビジネスコンサルティング、(2)金融業務に精通したデータサイエンティストによるAIアルゴリズム設計、(3)AIアルゴリズムの実装にも対応した独自システムの提供/保守運用など、あらゆるAIサービスを一気通貫で提供することで、金融機関の業務高度化・効率化を支援します。

さらに「Deep Percept株式会社」は、AIを活用した様々な研究開発に取り組み、研究成果を速やかにビジネス実装させていくことを目的として、epiSTの産学連携ネットワークを活用した業務提携・共同開発にも積極的に取り組んでいく方針です。

Deep Percept株式会社

https://www.deep-percept.co.jp


犯罪収益移転防止法施行規則の 「顧客等の本人特定事項の確認方法」に関する規定により、本人確認書類の厚み確認のみ目検確認を実施
https://www.fsa.go.jp/news/30/sonota/20181130/03.pdf

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